元コンサルタントな歴史家―ドイツから見た日本

ドイツの大学で歴史を研究する伊藤智央のブログ。ドイツと日本に関する批判的な評論を中心に海外生活(留学や移住)の実態をお伝えしています。その際には元戦略コンサルタントとしての経験も踏まえてわかり易くお伝えできればと思います

ヨーロッパで見た面白い標識・看板まとめ

ヨーロッパで実際に見た面白い標識・看板を集めてみました。

よく考えてみると、深い意味があるのではないかと考えさせてくれるものも中にはあります。

モナコ編

海パン禁止

モナコの宮殿地区へは海パンでは入ってはダメ

モナコの宮殿地区に入る前に掲げられている注意書き。海パンでの観光はお断りとのこと。

ちょっと古いですが、小島よしおだったら即OUTですね。

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イタリア編

未来志向のバイク

バイクは未来志向の乗り物

イタリアのバイクは映画『トロン』で登場するようなバイクなのでしょうか。

シートがないために運転者は空気イス状態となります。そのため、長距離運転には向いていませんが、筋トレには向いています。1時間くらい走れば、腹筋はムキムキになるでしょう。但しヘルメットの中は汗だくになるでしょうが・・・

THE ART OF TRON:LEGACY ディズニー映画『トロン:レガシー』の世界 (ShoPro Books)

進入禁止標識=ギロチン台

グラフィティ、道路標識はギロチン台

車両進入禁止の標識ですが、ステッカーを張られることでイタズラ書きされています。

車両で進入するとギロチン刑になるとも解釈できます。道路交通法違反への厳罰化もここまでくればやりすぎかもしれません。

行き止まり標識=はりつけ台

道路標識は磔台

道路標識へのグラフィティ

進入禁止の標識と同様、行き止まりの道路標識にステッカーで上書きされています。

確かに磔は人生の行き止まりとも解釈できます。「道路の行き止まり」を「人生の行き止まり=磔」で表現しているところが、奥深いです。

この二つの標識はClet Abrahamというフランス人芸術家の仕業です。彼は道路標識にイタズラをして、笑いをさそうような絵に変えています。道路標識という秩序権力に立ち向かうことを活動の目的としています。

イタリアのピストイアという街では罰金刑を受けたこともあるそうです。(控訴中)

参照記事:Clet Abraham: „Mit meinen Stickern werden Schilder schöner“ - Gesellschaft - FAZ

フランス編

勘違いな会話

フランス語とドイツ語で会話した場合には勘違いが起きる

 
Je t'aime(フランス語:I love you. 愛してる)

 

 
Ich auch nicht(ドイツ語:Me neither. 私も愛していないわ)

 

 

全くかみ合っていないフランス人とドイツ人の間の会話。

愛とは勘違いから成っているものなのかもしれません。愛に関する意味深いやり取りです。

ドイツ編

車文化

車の持ち主のセンスを感じさせる

「足りない馬力は狂気で補う」(意訳:Fehlende PS werden durch Wahnsinn ersetzt)

ドイツならではの車文化を窓に貼っているオート三輪。オート三輪の少ない馬力を跳ね返すような文句です。

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