元コンサルタントな歴史家―ドイツから見た日本

ドイツの大学で歴史を研究する伊藤智央のブログ。ドイツと日本に関する批判的な評論を中心に海外生活(留学や移住)の実態をお伝えしています。その際には元戦略コンサルタントとしての経験も踏まえてわかり易くお伝えできればと思います

プレゼンで緊張し過ぎないための3つの方法

大人数であれ、少人数であれ、人前で何かを話すときに緊張することは普通のことです。

しかし、過度に緊張すると、話したいことがうまく表現できず、自分の伝えたいことが十分には伝わらなくなります。加えて、緊張が聴衆に伝わり、話している内容への信頼感も薄らぎます。

私も、特に外国語で発表する前には、先走っていろいろなシナリオを考えてしまい、無駄に緊張しすぎてしまう傾向があります。一般的に、「うまく発表したい」という気持ちが強ければ強いほど、失敗という最悪の事態を想定するため、緊張してしまうのではないでしょうか。

しかし私は、ある時から以下のことを心がけるようにしました。その結果、緊張を適度な範囲に収めることができるようになりました。

ここでは、私が実践している、そうした方法を紹介します。

*ここでは発表を念頭に置いて説明していますが、挨拶や面接でも通用するので、是非、参考にしてみて下さい。

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「死ぬほど頑張る!」という根性論よりももっと大切なこと

「他人の2倍、3倍頑張れば成功する!」

ある業界で際立った業績を残したいと思っている人や、立ち遅れていると感じている人からたまに聞かれる表現です。

しかし、こういう表現を聞いてすぐに思うのが、

「本当に2倍、3倍も頑張れるの?」

ということです。努力の量を増やすよりも、何に向かって努力をするのかという点を工夫したほうが、よっぽど効果的だと思います。

スポーツ選手であれ、会社員であれ、どんな仕事をしようとも、そうした精神論の空虚さに気付くことが、ライバルに差をつける第一歩でしょう。

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【大学受験対策】東大に入るための、授業の効率的な利用法

受験競争の中で、私は他の人を見ながら「こんなことしてたら、いつまでたっても受験に受からないよ」と思う行動パターンを観察していました。

そうした行動パターンの中でも、最も非効率なものが学校の授業の使い方です。

私は塾にも行かずに、公立高校から現役で東大に合格したのですが、それが出来たのも、学校の授業の使い方において、他の人と差をつかることが出来たことが大きいのではないかと思います。

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戦略コンサルタントとして身に付く能力をわかりやすく解説

戦略コンサルタントという職業は外資系投資銀行と並んで、ハードかつやりがいのある仕事と言われます。加えて、ビジネスマンとして普通の企業で働くよりも何倍ものスピードでの成長が見込まれるともいわれます。そのためもあって、就職活動においても人気上位の一角を占めています。

ではコンサルタント業に就くと、具体的にはどのような能力が身に付くのでしょうか?

私のコンサルタントとしての体験をもとに説明すると同時に、私がコンサルタント業を辞めた理由について説明していきます。*1

*1:ポジションやクライアントの業種、個人の資質によって、それぞれ異なった「学び」がありますので、ここで述べる内容は、あくまで私個人の体験として捉えてください。以下はスタッフとして働いた経験を基にしています

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ゼロベース思考とは?その意義から習得方法までをわかりやすく解説

ゼロベースで考えればアイディアが出るという話は巷に溢れています。

しかし、実際どうすればゼロベースで考えられるのか、そもそもゼロベース思考とは何を目的としているのかについて十分には解説がなされていません。

そのため、本記事では

  • 定義:ゼロベースとは何なのか
  • 目的:どのような利点があるのか
  • 使用方法:どうやって習得できるのか

の3つの点について説明していきたいと思います。

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