外国人に東京案内する場合、ピンポイントで有名どころを案内するのもいいですが、せっかくなので、普通の東京の街並みや生活をある程度知ってもらいたいですよね。
その際には、地上を歩きながら散歩するのが最も適しています。
そこで、私が実際に案内して喜ばれた散歩ルートを紹介します。
このルートは浅草橋~浅草~かっぱ橋まで歩くコースで、途中でのおすすめ観光スポットへの寄り道も含めて約3kmあります。(結構歩くので歩きやすい靴が必要です)
所要時間は4時間ぐらいです。
浅草橋
人形の久月
まずは浅草橋駅を降りて江戸通りを北に向かいます。
右手に人形の久月が見えてきます。ここでは日本人形だけでなく、時期によっては五月人形も置いてあるので、日本人であっても心が騒ぐはずです。
五月人形は外国人にとってはたんなる人形としてよりも、侍の武具のミニチュアとして見えるので、興味津々になるはずです。
個人的にも人形よりも甲冑類のほうが外国人の目を引きやすいかと思うので、やはりおすすめは「子供の日」の前の数ヶ月です。その時期にはこいのぼりと一緒に五月人形が全面的に飾られています。
(注記:久月のものではありません)
点在している小さな神社
浅草橋から浅草に向かう道上には小さな神社が点在しているので、立ち寄ってみてもよいでしょう。
道中には銀杏岡八幡神社、須賀神社、加賀美久米森稲荷神社、鳥越神社、蔵前神社、諏訪神社があります。(浅草橋から浅草方面の順番)
バンダイ
またバンダイ本社も道中にあり、バンダイが販売している(?)キャラクターの人形がおいてあるので、アニメ好きな外国人には写真スポットです。
浅草
浅草寺や仲見世ももちろん訪れるとは思いますが、観光センターの屋上もおすすめです。自由に入れますので、一階の観光センターだけでなく屋上まで上がってみてください仲見世や浅草寺を上から眺めたり、スカイツリーとアサヒビールタワーを綺麗に見られます。
食べ物の持ち込みも可能なので、亀十のどら焼きでも買ってこちらで休んでみてはどうでしょうか。
*亀十のどら焼きですが、買えるまでの待ち時間が1年ほど前は30分ほど(平日昼間)でしたが、最近は長くなっているようです。暇つぶしの本を持参したほうが賢明なのかもしれません。
まるごとにっぽん
2015年12月に開店したお店で、中には日本の各地域の食べ物や名産物が集まっています。
食べ物から工芸品まで幅広く扱っており、東京にいながら外国人に日本の各地域を紹介するには便利でしょう。
値段も高いものが多いですが、品質がしっかりしているものが多いです。海外から来たお客さんには、せっかくなので安いものよりも品質のいいものを見ていってほしいですよね。
ちなみに日本の伝統工芸品を集めて販売しているお店として伝統工芸 青山スクエアもあります。こちらは青山ですが、美しい漆器や焼き物が展示・販売されており、観光客だけでなく日本人にとっても楽しめるでしょう。
かっぱ橋
料理のための道具が多いですが、最も私がおすすめするのが食材サンプルです。
特に、食材サンプルの体験はいい思い出になるのではないでしょうか。
元祖食品サンプル屋では天ぷらの食材サンプルを蝋で作る体験ができます。(要事前予約)作ったサンプルは持って帰ることができますので、いい思い出になるのではないでしょうか。
ちなみに、現在の食材サンプルは蝋でできているわけではないそうですが、サンプル製作の黎明期は蝋が中心だったそうです。ですので、ここで体験できる技術は初期の技術です。
自作のサンプルではありませんが、かっぱ橋でステーキのサンプルを買って、ドイツ人にイタズラを仕掛けた所大成功でした。見た目は本物そっくりなので、すっかり騙すことができました。そういったイタズラにも使えます。
上野は歩いて20分ほどなので、このまま上野まで抜けていってもいいかもしれません。
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