元コンサルタントな歴史家―ドイツから見た日本

ドイツの大学で歴史を研究する伊藤智央のブログ。ドイツと日本に関する批判的な評論を中心に海外生活(留学や移住)の実態をお伝えしています。その際には元戦略コンサルタントとしての経験も踏まえてわかり易くお伝えできればと思います

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

【体験談】ドイツの大学院への留学準備~学業~卒業を振り返る

「留学」という言葉を聞いて、「素敵な海外の街での生活を楽しみながら、大学では外国人と対等にディカッションでやりあっている」というきらびやかなイメージを思い浮かべるかもしれません。海外留学から帰ってきたら、別人のように外国語がペラペラになっ…

独検とゲーテ・インスティテュートのドイツ語検定、便利な資格はどっち?

ドイツ語の検定試験は主に2つあります。 ドイツ語技能検定試験(いわゆる独検) ゲーテ・インスティテュートのドイツ語検定試験 しかし、2つもあれば、どちらを受ければよいのか迷いますよね。そこで、それぞれの長短を比較してみました。

外国語学習できれいな発音を追求すべき、たった1つの理由

外国語を勉強していると、発音の上達にどれほど力を入れるのか悩むところです。 例えば、海外に住んでいると、同じ現地在住の日本人が外国語を話すときの発音を笑ったりする人もいます。それに対して、「発音なんてどうでもよくて、伝わればいいんだよ」とい…

ドイツ人に、過労死するまで働く日本人をどう思うのか聞いてみた

過労死や過労自殺は、日本のメディアでしばしば報道されます。 とりわけ有名な会社で起きたり、ひどい扱いから過労死にまで追い詰められていたことがわかると、大々的に報道されます。 そこで、ドイツ人(50代の女性、エレベータ―販売会社でエレベーターシス…

【大学を中退したい人へのアドバイス】私が東大を辞めなかった理由

私は大学に入った当初、大学を中退する衝動に駆られたことがあります。 当たり前ですが、周りは猛反対です。「せっかく、東大に入ったのに、頭おかしいんじゃないのか」というようなことはよく聞きました。しかし、結局、東大にもいい面を見つけることが出来…

ドイツに「秋」がないと考える1つの理由

「日本にしか四季はない」、「海外では日本ほど四季が鮮明ではない」という外国観が日本の一部では聞かれます。 このステレオタイプに対して、「何バカなこと言ってるんだ、他の国にもきれいな四季はある」という反論も見られます。 確かに「日本にしか(明…

ドイツ旅行で恥をかかないための8つの現地マナー

ジェスチャーや会話のテーマは、異なる文化では意図していたのとは別の意味で受け止められます。 日本では許されることでも、ドイツでは、「ありえない」という単なるひんしゅく(マナー違反)から、より強い社会規範(タブー)を破ってしまうことにもなり、…

過労自殺の3つの原因と、会社に追い込まれないための1つの防衛策

日本で過労自殺する人は年間2000-3000人にものぼります。そのほとんどが被雇用者、つまり会社員です。*1 死ぬということは、本当に人生の終わりを意味しています。しかしそれでも、死を選ばなければならないということは、よっぽど追い詰められて、目の前の…

【環境にやさしい】トチの実・どんぐりの灰汁を使って簡単にできる液体石鹸の作り方

秋になったら、いたるところに落ちているどんぐりや西洋トチの木(マロニエ)の実を使って簡単に石鹸を作ることが出来ます。 手作りであることに加えて、他の使用用途がないどんぐりやトチの実*を使っているため、環境にも優しいといえるでしょう。 *ドイ…

テレビゲームから生まれたリアル映画ベスト/ワーストランキング

映画を作るためには、ネタ探しが大変です。そのため、すでに世の中にあるネタをもとに映画がつくられることが往々にしてあります。そうした元ネタとしては以下のようなものがあるでしょう。 テレビゲーム アニメ・マンガ 小説 昔話 テレビドラマ 昔の映画 そ…

ドイツ語化した日本語。ドイツ人が関心を持つ「日本」とは何か?

日本語になったドイツ語は多数あります。 例えばアルバイト(=労働)、カルテ(=カード)、ゲレンデ(=敷地)etc.が挙げられます。 *カッコ内はドイツ語での意味 あまり紹介されることはありませんが、それとは反対にドイツ語の語彙になった日本語もあり…

ドイツ語圏アルプス地方の夏期おすすめ観光地5選

ドイツの観光名所といえば、日本ではノイシュヴァンシュタイン城が有名です。というのもこのお城は、ディズニー映画で登場するお城のイメージとして使われているからです。*1 ノイシュヴァンシュタイン城 シンデレラ城 しかし、ドイツ南部からオーストリア・…

英語リスニング力が鍛えられるおススメYoutube動画

英語リスニング力を鍛えようとしても、テキスト内容がつまらなかったり、興味のない分野であれば、勉強のやる気も起きないため、なかなか英語の上達ははかどりません。 そのため長期的に英語力を伸ばしていく場合には、どのような教材で勉強するのかが重要と…