社会評論
「日本スゴーイ!」 外国人にこうした発言をさせる番組がテレビ番組の一部として当たり前になってもう久しくなっています。 確かに、訪日外国人の個人ストーリーに密着してドラマ感を出したり、彼ら・彼女らでしか見えない視点で日本を紹介する方法は意義が…
宗教と聞くと、「争い」といったネガティブな事柄を思い浮かべる人もいるかと思います。 信仰のために人を殺し合うこと*1も現に起こっています。また新興宗教のように、しつこく勧誘に来て、お布施を巻き上げる詐欺のイメージをもっている人もいるでしょう。…
ドイツ語の言葉の響きがかっこいいから、ドイツ語っぽい名前(以下、姓名の内、「名」の意)を子どもに付ける人がいます。 例えば リヒト(Licht:光)→例:理人 ハルト(hart:堅い)→例:春人 アイネ(Eine:一つ)→例:愛音 マハト(Macht:力・権力)→例…
さて、日本人同士の結婚と比べて、国際結婚をしていると日常生活においてどのような違いがあるのでしょうか? 多くの場合、国際結婚であろうと、「国際結婚」自体のメリットを目当てに結婚するのではなく、相手の個性に魅かれて2人の人間が結びつくことが大…
ドイツで「新卒」就職した私は、いつも日本の就職事情を羨ましく思っていました。 というのも、大学で勉強した科目にもよりもますが、文系学部*1だと、日本での就職が圧倒的に簡単だからです。 日本の就活生は自分がどれほど恵まれた環境にあるのか自覚して…
近年は、トランプの大統領当選、イギリスのEU離脱、移民制限を唱える政党の欧州での台頭と、大衆迎合型の政治が支持される傾向が続いてきています。 これらの政治に特徴的なのは、既存のエリート層への反抗を掲げていることであり、これまでの政治やメディア…
オーストリア・ウィーンで2週間ほどホームステイを体験したことがあります。その際、トラブルに近いことがありました。 役所同士のプログラムで文化交流をする機会があり、それに応募してホームステイすることができました。こうした経緯でホームステイした…
日本に留学し日本に数年滞在したことのあるドイツ人から聞いた話をもとに、日本で見たもののうち、彼らにとって理解できない事柄を挙げてみました。 日本に長く住んでいると、見慣れて当たり前のように見える光景でも、外から見ると、不思議に映るものがあり…
電車におけるマナーを訴えかけるCMが日本では放送されています。その中には、他の乗客の迷惑となる行為が批判されていますが、その中には、車内で化粧をしている女性への批判があります。 しかし、なぜ車内で化粧してはいけないのでしょうか。それは化粧だけ…
過労死や過労自殺は、日本のメディアでしばしば報道されます。 とりわけ有名な会社で起きたり、ひどい扱いから過労死にまで追い詰められていたことがわかると、大々的に報道されます。 そこで、ドイツ人(50代の女性、エレベータ―販売会社でエレベーターシス…
「日本にしか四季はない」、「海外では日本ほど四季が鮮明ではない」という外国観が日本の一部では聞かれます。 このステレオタイプに対して、「何バカなこと言ってるんだ、他の国にもきれいな四季はある」という反論も見られます。 確かに「日本にしか(明…
日本で過労自殺する人は年間2000-3000人にものぼります。そのほとんどが被雇用者、つまり会社員です。*1 死ぬということは、本当に人生の終わりを意味しています。しかしそれでも、死を選ばなければならないということは、よっぽど追い詰められて、目の前の…
秋になったら、いたるところに落ちているどんぐりや西洋トチの木(マロニエ)の実を使って簡単に石鹸を作ることが出来ます。 手作りであることに加えて、他の使用用途がないどんぐりやトチの実*を使っているため、環境にも優しいといえるでしょう。 *ドイ…
日本語になったドイツ語は多数あります。 例えばアルバイト(=労働)、カルテ(=カード)、ゲレンデ(=敷地)etc.が挙げられます。 *カッコ内はドイツ語での意味 あまり紹介されることはありませんが、それとは反対にドイツ語の語彙になった日本語もあり…
ひょんなことから、あるドイツ人と「たまごっち」の話しになりました。 でも何か会話が噛み合わないところがあったので、その会話をちょっと紹介します。
日本の運転免許証は更新があって、何年かに一度更新手続きをするのが面倒です。更新手続きの案内が来ても、忘れてしまうこともあったり不安です。 特に海外在住者であれば、基本的には更新のたびに日本に帰国する必要があります。うまく他の予定が重なれば良…
ドイツに住んでいますが、私は公共交通機関*1をなるべく使わずに過ごそうとしています。 その結果、徒歩で街の中心に行ける場所かつスーパーが近場にある場所に住む場所を限定し、街へは徒歩で向かい、それ以外の場所には車で移動しています。 こうした生活…
日本語だけの環境で育った場合、バイリンガルやトリリンガルで育った人を見ると羨ましく感じます。私も昔はそう思っていました。 特に英語や中国語のような、「使える」言葉を第2母国語として持つ場合はますますそう思ってしまうでしょう。 しかし、多言語環…
日本には「外国人」ボーナスがあります。 この「外国人」ボーナスというのは、ヨーロッパ系の顔立ちというだけで、親切に話しかけられたり、特別なサービスを受けたりというものです。妻と一緒に日本を旅行するとこれは嫌というほど感じられます。 ただ、も…
外国人に日本からのお土産をあげようとするときに、どんな物を買ったらいいのでしょうか。この問題で悩む人もいるかと思います。 異文化の人に何か物をあげる場合、どんなもので喜ぶのかさっぱりわからないことも多々あります。ただ、当たり前のことですが外…
猫を飼うのは大変です。ネコが好きだったとしても実際に飼ってみると、経済的な負担から、掃除や遊びの相手といった肉体的負担、夜の徘徊によって寝不足になる危険まで、日常生活がさまざまな面で制約されてしまいます。 では猫と遊びたいけど、猫を飼いたく…
ついに2016年からドイツでも、日本のサスケが『Ninja Warrior Germany(ニンジャ・ウォーリアー・ジャーマニー)』としてテレビ放送されるようになりました。これまでアメリカ版の『Ninja Warrior』がドイツでそのまま放送されることはありましたが、今回か…
日本人と日頃一緒に仕事をする機会が多いというドイツ人の方に、ドイツ人にとって嫌に感じる日本人の振る舞いを聞いてみました。聞いていて耳が痛い話も多く、こうした批判は真摯に受け止めた方が海外における日系企業のマネジメント改善のためにも有益では…
海外在住の日本人なら一度は体験したようなことから、私がツッコミたいと思う典型的な海外での出来事まで、イラッと来るというようなエピソードをまとめてみました。ほとんどが普通のドイツ人が日本に対して抱くステレオタイプや誤解からくるものです。
日本(人・文化)を一般化してしまう発言は、一見誰にでもできるように見えて、多くの問題が隠れています。というのも、安易になされる一般化発言に対しては、「いや、一人ひとりは個性をもった人間だから、個々人を見るべきだ」という反論がすぐに生まれて…
「〇〇(国名)ではこうなってる。だから日本もXXすべき)」という人を「〇〇(国名)では」を多言するという意味で、「出羽の守」と呼びます。 こうした人は、リアルな世界でもSNS上でも見られます。しかし、とりわけ海外に住んでいる人の言動には、「〇〇…
6月23日の国民投票でイギリス国民の投票者の内、多数派はヨーロッパ連合離脱を選択しました。その原因についてこれまで様々な説明がなされています。確かに投票行動に差があることは確かですが、EUという政治共同体がもつ構造的な原因についてはあまり言及さ…
経済的な理由であれ、政治的な理由であれ、已むに已まれぬ理由から経済的により豊かな地域へ移住した場合、子供にとって悲劇的な状況が発生することがあります。 ドイツに外国人労働者として来たトルコ人家族の例で説明すると、例えば両親が40歳前後、子供が…
ドイツではマニュアル車の割合が多いです。私もペーパードライバーでしたが急にマニュアル車を乗らざるを得ませんでした。 2014年時点では約75%がマニュアル車となっています。多いと思うかもしれませんが、この数字は近年マニュアル車の割合が減った上での…
海外で日本に関する知識を持っている人の中には、少なからず大学で日本のことを勉強した人がいます。 大学では日本学*という学科がドイツでの知日派層を生んでいます。 *日本学とは日本に関して学術分野を横断的に研究する地域研究。日本語、日本史、日本…