元コンサルタントな歴史家―ドイツから見た日本

ドイツの大学で歴史を研究する伊藤智央のブログ。ドイツと日本に関する批判的な評論を中心に海外生活(留学や移住)の実態をお伝えしています。その際には元戦略コンサルタントとしての経験も踏まえてわかり易くお伝えできればと思います

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

準備・対策なしでTOEIC 975獲得した私がおススメする英語無料Podcastまとめ

無料Podcastを使えば、ちょっとした待ち時間や暇なときに無料で、英語のリスニングを鍛えることができます。 私は寝れないときにポッドキャストを聞いています。寝れないと携帯をいじったりする人がいますが、携帯のディスプレイの光のせいで、脳は刺激され…

パリが観光都市として過大評価されていると考える3つの理由

パリと聞くと愛の都市だとか、ロマンチックだとか良いイメージを思い浮かべる人も多いかと思います。憧れの対象になることもあります。 しかし、私はパリという都市は過大評価されていると思います。確かにきれいだとは思いますが、ヨーロッパの中で、まして…

【検証】顔面偏差値診断アプリを使い比べてみたら、とんでもない結果が出た・・・

顔の魅力度を測定してくれる無料サイト・アプリを和物・洋物2つで試してみました。 それではまず、Howhotという洋物サイトを試してみます。これはチューリッヒ工科大学で開発されたようで、写真をアップロードするだけで、OKからGodlike(神)までのカテゴリ…

ドイツ難民問題とローマ帝国の崩壊は比較可能?

現在ヨーロッパに多くの難民が押し寄せている状況はいくらかの人にとって、ゲルマン系諸民族の大移動とそれによる西ローマ帝国の崩壊を思い起こさせているようです。しかしそこでは、そもそも古代ローマ史とドイツの難民問題は比較可能なのかあまり検討され…

【インプットの質を意識せよ】仕事上でライバルに差をつけるためのたった1つの方法

研究者もサラリーマンと同様に成果物のアウトプットを高めることを常日頃考えています。 研究者の場合、アウトプットとは口頭の場合もありますが、書き物にも現れてきます。ビジネスでも口頭でのプレゼンと同様に紙の資料がアウトプットになります。 では研…

道路で遊ぶ難民の子供、公園で遊ぶドイツ人の子供

ドイツで難民問題が盛んにメディアを賑わせるようになって以来、家の前の道を難民と思われる若い男性や子供が歩いているのを見かけるようになりました。たまに難民の子供たちが前の道路*で自転車に乗ったりして遊んでいる光景もそれ以来見られるようになり…

ドイツ人の考えるケルン集団犯罪の原因とその問題点

*2016/2/16更新 大晦日でのケルンでの集団犯罪を受けて難民問題が大きく議論されていますが、この犯罪を受けて議論されている対策には大きな偏りがあり、いくつかの課題を含んでいます。扱いを誤まると、極右への支持が急速に広がる可能性も秘めています。 …

【グロ注意】豚を解体して美味しいソーセージを作ってきました

ルーマニアに行って豚を1匹まるごと加工してきました。 かつてヨーロッパの農村部では冬、特にクリスマス前に豚や鶏を殺して、向こう1年分にいろいろな保存食品を作ることが一般的でした。冬のほうが体温を維持するためにカロリーが必要なので、理に適ってい…

文章にメリハリをつけるためのたった1つのテクニック

「まだ例を言えるけど、ここでは諸事情によりこれ以上言いませんよ」という意味で「など」、「とうとう」という言葉は使われます。確かにこの言葉は便利ですが、使い方によってはむしろ文章/発言の内容の信憑性を貶めてしまいます。 こうした曖昧な言葉を使…

【まとめ】これを読めばドイツ難民問題がわかる!

ドイツでの難民流入は2015年以降、政治問題になるほど社会的影響が大きくなっています。 そのためドイツで暮らしていると否が応でも日々、難民に関する報道を耳にしたり、実際に難民の人を見かけたりします。そうした経験を踏まえて、本サイトではこの問題を…

【実体験】ドイツの例から考える地方再生に潜む重大な問題点

日本でも地方分権が長い間叫ばれ、東京一極集中が批判され、大阪副首都論が唱えられています。政治的なレベルでもそうですが、経済活動の分散も地方 再生という掛け声に含まれています。しかし、それが実現されたとき、普通の市民の生活はどのようになるのか…

ドイツ難民政策がブレている原因を探る

ドイツではケルンを中心とした、窃盗も兼ねた女性への性犯罪がドイツ政府のとる難民政策へ濃い影を落としています。しかしながら、ドイツでは難民政策を今後どのようにしていくべきかについて噛み合っていない議論がなされています。このように難民問題への…

なぜ欧米人は初音ミクを拒み、ベビメタは受け入れるのか?

*2016/12/11更新 数年前から多くのドイツ人にも初音ミク・ボカロが認識されるようになってきました。初音ミクは一般的なメディアでも採り上げられ、テレビでも日本の「奇妙な」現象として採り上げられているのを見たことがあります。 「また日本人は変わっ…

フォン・リヒトホーフェンの墓標を訪ねて-「レッドバロン」と呼ばれた撃墜王

第一次世界大戦において、参戦国の中で最大の撃墜数を誇った飛行機乗り、フォン・リヒトホーフェン(Manfred von Richthofen)のお墓がドイツ・ヴィースバーデンにあります。

【ヴィースバーデン】砲兵大将ルートヴィヒ・ベックの足跡をたどって

ナチス政権下でドイツ参謀総長も勤め、最期はヒトラー暗殺計画の中心人物の一人として処刑された砲兵大将ルートヴィヒ・ベックの両親が住んでいた住居がヴィースバーデンにあります。

ドイツ・ヴィースバーデンのおすすめ散歩ルート

ヴィースバーデンは第二次世界大戦で他の都市に比べると建物の損傷率が30パーセントほどと爆撃による被害が少なくすみました。 そのため、歴史的な建物の多くが保存されております。多くの建物が1900年前後の古典主義、歴史主義、ユーゲント様式に代表されま…

手足の切断事故も?!ドイツの大晦日は花火戦争

ドイツ、というより日本以外の年越しは花火が飛び散る戦争の様相を呈しています。 日本とは違って全く宗教性を帯びないイベントなので、日本の静かで、落ち着いたにぎやかささえ感じさせる大晦日とは対照的です。 花火の音があちこちから鳴り響き、まるで空…